「登録有形文化財」10年で1.5倍に

人口減と高齢化で消失の危機にある歴史的な建造物を活用する取り組みが活発になっています。国の有形文化財に登録(1996年開始された制度)された建造物はこの10年間で1.5倍に拡大しています。異分野であるワインやアートと組み合わせて埋もれていた価値を再構築し、地域の観光資源に生まれ変わらせています。※要件が厳格で改修などが制限される指定制度に比較して、登録制度は維持管理の補助は手薄ですが、内部の改装など所有者に対する規制は緩やかです。登録されれば固定資産税や相続税が減免されるメリットがあります。