大手銀行が手形・小切手サービス廃止

三井住友銀行やみずほ銀行が紙の約束手形、小切手のサービスを相次ぎ廃止します。政府は26年をメドに紙の手形・小切手の電子化を目指していますが、削減幅は26年度の全廃に向けた全国銀行協会の当初計画の7割にとどまっています。大手銀行が背中を押すことで、中小企業の業務負担を改善し生産性改善につなげる狙いがあります。電子化には支払い元、支払い先が一体となった移行が必要なる負担もありますが、労働力不足に悩む日本の中小企業にとって紙の手形の廃止は業務のデジタル化へ向けた好機となりそうです。