円安➡内需への影響⁉

外国為替市場で円相場が1ドル=154円台まで下落しました。他の主要通貨も対ドルで下げており、ドル独歩の様相を呈しています。この背景には、①米利下げタイミングのズレこみ、②有事のドル買い、③原油高という3つの要因が挙げられます。現状の止まらない円安が輸入コスト増と値上げにつながり、国内消費の回復が遅れかねないとの見方も浮上しています。政府の新しい防衛ラインとして、1ドル=155円が意識されるなか、市場は介入への本気度を試している格好となっています。