労働分配率38%(過去最低)

大企業を中心に賃上げ余力が大きくなっています。財務省が3日発表した法人企業統計をもとに企業の利益などが賃金に回る割合を示す労働分配率(人件費÷付加価値)を算出したところ、2023年度は38.1%と過去最低でした。労働分配率は、会社の規模や業種によって差がありますが、だいたい50%が目安と言われています。企業の利益水準は過去最高で人材の確保に向けて、どう賃金に配分するかが経営課題となります。