エンゲル係数がG7で首位⁉

消費支出に占める食費の割合「エンゲル係数」が日本で急伸し、主要7カ国(G7)で首位となっています。身近な食材が値上がりし、その負担が家計に重くのしかかっています。実質賃金が伸び悩むなかで、仕事と家事の両立に課題を抱える共働き世帯は、家事の時短のため割高な惣菜など中食への依存が強まっています。支出に占める食費の割合が高くなりやすい高齢者の急増も係数急伸の背景です。このままだと生活の質の劣化が懸念されます。