ハローワークで採用が低迷

企業がハローワークに求人を出しても大半が採用に結びついていないことがわかってきました。厚生労働省によると、2024年は採用割合が11.6%と過去最低で、求人のおよそ9割が空振りでした。民間の人材サービスの拡大に加え、企業と求職者の間のミスマッチが広がっています。ハローワークは、日本の代表的な経済指標のひとつである有効求人倍率の算出のベースになっており、その機能低下は労働者の安全網と経済データの信頼性を損なう可能性もあります。