30日の日本列島は太平洋側を中心に高気圧の覆われ気温が上昇し、三重県桑名市で40.5度、埼玉県鳩山町で40.3度、同県熊谷市と浜松市で40.2度を記録しました。今年に入り国内で40度以上を記録するのは8日目となります。まだまだ暑いですので、熱中症には十分気をつけたいものです。
財務省は29日、2026年度の概算要求を事実上締め切りました。一般会計総額は要求段階で122兆円台と過去最大となり、初めて120兆円の大台を超えました。ただ、増額が続く歳出に対し、国内総生産(GDP)や物価はそれに見合うだけの伸びを伴っていません。支出を絞る取り組みが必要不可欠となります。
金融庁は、信用金庫や信用組合など協同組織金融機関のモニタリング強化を模索しているようです。相次ぐ不祥事や、金利上昇局面における有価証券評価損、市場リスクの高止まりを受け、従来以上に監視を強化していく必要があるとの認識です。金融庁は、少子高齢化や地方の需要減退などの長期的なトレンドが、地域銀行よりも信金・信組にとって厳しいと認識しているようです。
松屋など牛丼チェーンによるラーメン店への参入や、ワタミなど居酒屋大手のファストフード買収など、外食大手の新業態への挑戦が相次いでいます。背景には、原材料価格の高騰や新型コロナウイルス禍を契機とする飲み会需要の減少といった経営環境の変化があります。既存事業の成長余地が乏しくなるなか、生き残りを懸けた新規顧客開拓が共通の課題となっています。コロナ禍を経て消費者のニーズが大きく様変わりしたと感じます。
第107回全国高校野球選手権大会最終日は23日、甲子園球場で決勝が行われ、沖縄尚学が日大三に3-1で勝って初の頂点に立ちました。春の選抜大会では1999年と2008年に優勝しており、3度目の甲子園大会制覇となります。沖縄尚学の関係者の皆さま優勝おめでとうございます。驚くべきは沖縄尚学が県下で屈指の進学校ということです。甲子園も私立校の文武両道が当たり前になってきたことを改めて感じさせられました。
愛知県豊明市は21日、仕事や勉強以外の自由時間にスマートフォンなどを使用するは1日2時間以内を目安とするよう促す条例案を9月定例議会に提出することを明らかにしました。市によると、全住民を対象に使用時間の目安を示す条例案は全国初とみられます。背景には睡眠不足など長時間使用に伴う悪影響が、子どもだけでなく幅広い年齢層の共通課題と位置づけられていることです。可決されれば10月1日に施行します。罰則はないということです。果たして効果や如何に⁉
東宝が配給する映画「国宝」が実写邦画として22年ぶりに国内興行収入100億円(歴代3位)を超えました。コアなファン層を呼び込み、口コミを通じて一般層に広げてリピーターを確保するというアニメ映画のヒット法則もうまくはまった形です。※歴代1位は、「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」(173.5億円)歴代2位は、「南極物語」(110億円)
2040年にがん手術を担う消化器外科が約5千人不足する・・こうした推計を盛り込んだ報告書を厚生労働省のがん診療に関する検討会がまとめました。高齢化と現役世代の減少が進むなか、長時間労働を理由に若手医師が消化器外科を避けがちになることが背景にあります。この状況が続きますと、現在提供できている手術を継続できなくなる恐れが生じます。都道府県が医療機関の集約化などを検討する必要に迫られています。
人手不足が深刻な地方を中心に、外国人への労働依存が加速しています。全ての都道府県で10年前より外国人労働者の割合が高まり、宮崎県など7県は4倍になっています。建設業や医療・介護などの伸びが目立っています。地域経済を支える担い手との共生を進める環境整備が急務となっています。ここにも日本の人口減少の大きなしわ寄せが生じていると思います。
医療機関の経営悪化が深刻化しています。新型コロナウイルス禍での実質無利子・無担保融資(ゼロゼロ融資)が償還時期を迎え、返済が重荷となっています。倒産件数は2025年上期に16年ぶりの高水準になりました。融資した厚生労働省系の独立行政法人、福祉医療機構(WAM)は返済条件の変更や経営改善支援を急いでいます。厚労省は2040年に医療・介護を支える人材が100万人不足すると試算しています。医療機関の再編や専門職の分業が課題となっています。
政府は企業などのサイバー対策を点検する情報セキュリティ事業者の信頼性を審査する新制度を検討します。中国をはじめとする懸念国から不当な影響を受けていないか審査し、安全性を確かめて政府による認証を与えます。事業者を通じた情報漏洩リスクに対処することになります。近く制度設計の議論に着手するようです。
新幹線の運転見合わせが増えています。日本経済新聞が運行データを分析したところ、2024年は9年前と比較し倍増しており、25年も6月までに52件前年並みのハイペースとなっています。原因の半数は車両や設備の不具合が占めています。使用する部品が複雑になったことに加え、設備の老朽化や人手不足の影響を懸念する声もあがっています。これから季節的に大雨が増え、台風も勢力を増しているなか、新幹線利用者にとって気が気ではないと思います。
うなぎの産地の静岡県を代表する菓子「うなぎパイ」を製造する春華堂が、遊び心あるグッズを展開しています。見た目がうなぎパイそっくりな絆創膏は、累計販売が10万個目前です。独特な包装紙のデザインを生かしたキャリーケースは突如SNSで話題を呼び、1月単位で3年分売れています。春華堂がこうしたグッズを展開する背景には、同社の経営理念「温故創新」があります。うなぎパイの味わいや製法といった変えてはいけない大切なものは守りつつ、時代とともに変化させていくものは攻めるという考えです。素晴らしいの一語に尽きます!
キリンホールディングスは社長など経営幹部が参加する経営戦略会議にAIで生成した「仮想役員」を導入しました。過去の議事録や外部情報を基にマーケティングや法務など各分野を専門とする12の人格が論点提示や情報提供を担います。経験や直感だけに頼らず、客観データを基にした迅速な経営判断を手助けします。ダラダラとやたらと時間ばかりが長い無駄な会議が減るかもしれません⁉仮装役員ではダメです(笑)
気象庁は1日、今年7月の日本国内の平均気温が平年(2020までの30年平均)より2.89度高く、統計を始めた1898年以降で最も高かったと発表しました。過去最高を更新するのは2023年から3年連続です。一方、東北地方の日本側と北陸地方の降水量は1946年の統計開始以来の最少記録でした。今日の暑さも尋常ではありません。一雨ほしいところですが・・・
学歴詐称を指摘されている静岡県伊東市の田久保真紀市長は31日の記者会見で、これまで示していた辞職の意向を撤回し、続投する考えを表明しました。市長選で掲げた公約の実現を理由に挙げています。市議会は田久保氏に対する辞職勧告決議を全会一致で可決しています。はたしてこの騒動、どんな顛末を迎えるのか⁉いずれにしても市政の停滞は回避したいところです。