DMの効果的な活用について

くずかごに直行するDMを作成しないために、下記に沿ってチェックをかけてみてください

1. DMの種類と内容

種類 内容

①売出し、展示会など催事の案内

受け取った側は自分が選ばれたことを意識 

②新商品・主力商品の案内

(サンプル送付含む)

カタログやサンプルを送り、商品購入を検討してもらう。

通信販売などでは強力な販促ツール。

③消費者とのコミュニケーション

(アフターケア、誕生カード、旧顧客の再需要促進)

管理管理の一環として、購入客に商品のアフターケアを兼ねた挨拶状を送付したり、特典を付けて知り合いのセールス紹介を依頼するもの。保証期間が切れる旨を通知するとともに、引き続き長い愛顧を願うDMの例もある。

④訪問販売の補助

あらかじめ商品の内容を案内したり、訪問を告知しておき、訪問販売の効率を高めようとするもの。巡回サービスに力をいれている業種でよく利用される。
⑤その他の挨拶や連絡 ③と関連しながら営業サービスとして発送するもので、年賀状や暑中見舞い状が該当する。

2. DMの特性

メリット(長所) デメリット(短所)

①対象を絞り込める

①郵送料などコストがかかる

②一対一の人間的なふれあいが生まれる

②顧客の住所移動でムダになることがある

③他の広告とはっきり区別できる

③狙いや対象を誤ると損失が大きい

④パンフレットなどの資料を同封できる

④封書の場合、開封の手間がかかる

※顧客名簿の選定がキーポイントです。一般に反応率は10%以下ですが、DMの内容に合わせて対象を細かく分類して絞り込めば、反応率もアップします。

3. 原稿の作り方

4. 成功事例に見る作成ポイント

ココがキモです!!

項目 内容

メディアミックス

3D作戦(DM・電話・出向く)

例:テーラーの場合

DM発送後1週間で電話受注→仮縫いに出向く(生地サンプル添付)

ふれあい感

例:レストランの場合

「ボジョレ・ヌーボ・フェア」のDMハガキにシェフ推奨メニューを手書きして親近感を出している。印刷メニューとの差別化

他店と連携

食肉店 × 酒販店 = 「ワインでステーキ」「ビールで焼き肉大会」

紳士服店 × クリーニング組合 = クリーニング券付きDM

関連店が共同で企画し、相互に客を紹介しあう → コスト削減

異業種間のアイデア 結束性

イメージ構築

特定のシーン、イメージを上手に演出(生活提案型DM)

「満員バスでひとり涼しい顔:紳士服」

「ワインで楽しむパーティドレス:ブティック」

特典付きハガキ

手っ取り早くDMの反応率を上げる手段(抽選権印刷・くじ同封)

ハガキと交換で粗品進呈→回収したハガキは顧客管理に活用

情報提供型

例:薬局の場合

毎月の健康ワンポイントアドバイス入りDM

遊び心

クイズやパネルを印刷して遊んでもらえる工夫をしたDM→そのままゴミ箱へ行く確率はグンと減る。