「カフェミーティング」で問題解決!

 筆者は商売柄いろいろな企画やアイデアを考える必要に迫られるが、まったく閃いてこない場合も少なくない。そのようなときは散歩に出かけたり、コーヒーブレイクしたりして気分転換を図っている。皆さんの職場でもそれと同じように仕事に行き詰ったことがあるのではないだろうか。

 仕事の中で何か企画を立てるのはとても大変で、いつも悩むものである。選択肢が多岐にわたるうえに、さまざまな条件があって、いろいろな受け止め方をする人たちもいて悩むことだらけである。

 はたして企画はいいのか、普通なのか、悪いのか、物足りないのか、というような評価が気になることや、何か抜けていないか、間違っていないか、という不安も常にあるだろう。

 また、別の問題として、企画を考える時間が長引くことによる長時間勤務(定時に帰れない)がある。

 そこで、提案したいのがカフェミーティングの導入である。仕事で行き詰った問題を少しでも削減するため1人で悩むのはやめて、みんなで知恵や工夫を出そうという意図である。

 例えば、15時以降のちょっと疲れかかった時刻に、15~30分程度の短い時間で、仕事で困っていることを、悩んでいることを相談し合うというものだ。いろいろな視点からのアドバイスがあり、何より仲間同士の士気が高くなる効果も期待できる。

 大きなポイントは、カフェミーティングをみんなが一息つきたい、集まりやすい時間帯に設定することである。そしてコーヒーなど飲みながらざっくばらんに意見交換するよう心掛けることである。肉体労働的なお手伝いは職場内でもよく行われていると思うが、企画などの頭脳労働でも頼れる、手伝ってもらえるという環境づくりは、精神的な面でも効果がある。「何かあってもフォローしてくれる仲間がいる」という安心感は、心理的安全性を高める役割も果たすことになる。

 1人で悶々と悩んでいるよりも、企画をみんなに揉んでもらって、納得して企画を改善したほうが起案者や会社にとっても好ましいことである。

 みなさんの職場でもお試しに今日からカフェミーティングを始めてみてはいかがだろうか⁉