御社は「リピーター」づくりに力を入れていますか?

 初めてのお客さまとリピーターのお客さま、利益面でプラスになるのはどちらなのか?それはリピーターのお客さまである。初めてのお客さまの場合、企業(お店)のことを知っていただくために、広告・宣伝に多くの資金を必要とする。また、利用方法を説明するなど事務負担も大きくなる。
これに対してリピーターのお客さまは、広告・宣伝費も小さく済み、信頼していただければ末永くお取引きを続けることにつながるのだ。
 利益の面だけでなく、気持ちの面においても、何度も同じお客さまに来ていただけたらとても嬉しいものである。繰り返し来てくださるということは、企業(お店)に満足していただいている証拠でもある。自分たちのサービスや商品の価値を認めていただいたことがわかれば、従業員の自信にもなるし、モチベーションも上がる。そして、さらによい仕事ができれば、お客さまの満足度はもっと上がっていき、よいサイクルにつながっていく。

【お客さまと企業(お店)にとってのよいサイクル】

お客さまをリピートさせるための具体的な方法として、以下の事例を紹介したい。

◆「真心」・「笑顔」で常に接すること(つなげる・つながる)

つながるための3つの要素

1. 人柄(とにかくいい人だと思ってもらうこと)

注文以外の会話が生まれる環境をつくること。

「お体の調子はいかがですか」「いつもありがとうございます(いつもがキモ)」「またのご来店をお待ちしております(2度言うのが効果的)」

2. 商売人魂(サービス提供者として信頼してもらうこと)

商売をしていくなかで大切にしていること、譲れないことをアピールすること。

「品質を守るために1日○○個しか作れない」「化学調味料は一切使用せず昔ながらの製法にこだわる」など

3. 技術(満足できるサービスの品質、商品の安心を感じてもらうこと)

実績や生産状況など数字や具体的な言葉で表すこと。

「老舗○○のお墨付き暖簾わけ店」「創業80年○○人の頭を刈った地域No.1理容店」「市内唯一国産牛しか販売しない焼肉専門店」など