就活に専門性必須の時代

経団連と大学側は、新卒学生の通年採用を拡大することで合意しました。ITなどの高い技術を持つ人材の通年採用が進めば、新卒一括採用で入社した人も含めて専門性が求められる時代になります。人材の流動化につながり、戦後続いた新卒一括採用と終身雇用に偏った雇用慣行は転機を迎えます。例えば、ひとつの会社で通用する能力をいくら身につけても、事業モデルそのものが変われば行き場はなくなってしまいます。終身雇用の時代と違い、従業員も専門的な技術や知識を高め、生産性を上げることが求められているのです。