「年収の壁」問題

政府は10月に年収が一定額を超えると手取りが減少する「年収の壁」の対策を開始しました。年収の壁を意識して働く女性のうち4割弱が政府の対策があっても働く時間を増やさないと答え、年収を増やすという回答は3割にとどまりました(日本経済新聞社の調査)。企業への助成金などで対応した今回の策は分かりづらく、働き手のハートをつかみ切れていません。背景には、時間や体力の制約などパート女性が抱える悩みや事情もあるようです。