ブログ - 2019年10月


サクラエビ不漁で廃業検討

駿河湾産のサクラエビの記録的不漁を受け、地元加工業者の4割が廃業を検討していることが静岡経済研究所の調査で分かりました。不漁による売上げ減や先行き不透明感が事業継続をためらわせており、サクラエビ経済圏の疲弊が浮き彫りになった形です。浜名湖産のうなぎと同じように駿河産というブランドの維持が難しくなりかねない状況です。美味しい海の幸(資源)がどんどん減っていきます。

 

全信協「第56回目利き力養成講座」

23日・24日と全国信用金庫協会主催「第56回目利き力養成講座」講義のため鎌ヶ谷市にあります全国信用金庫研修所に出張いたします。鎌ヶ谷市へは今年度最後の出張となります。天候が少し気になりますが、精一杯務めてきたいと思っています。

「紀行茶屋」さん(御前崎灯台前)

昨日、仕事で御前崎市商工会へ行ってきました。職員の方2人とお伺いしたのは、御前崎灯台前にある「紀行茶屋」さん。看板・一押しメニューの刺身定食をオーダーしました。肉厚のまぐろ、プリプリの海老、蟹と海老でダシをとった絶品のお味噌汁を堪能してきました。それから女将さんのキャラが実にいいです。飾らない人柄、人情味あふれることば、心が温まる一時でした。もちろん座敷から眺める太平洋、ロケーションも抜群です。中小企業診断士おすすめのお店です。

場所:御前崎市御前崎1570-1 御前崎灯台前

電話:0548-63-4320

営業時間:11:00~18:00

定休日:水曜日 予算:1,000円~2,000円

 

 

ドラフト会議2019

プロ野球ドラフト会議が開かれ、163キロの快速球を誇る岩手・大船渡高の佐々木朗希投手はロッテ、夏の選手権で準優勝した石川・星陵高の奥川恭伸投手はヤクルトが交渉権を得ました。来シーズンの活躍が楽しみです。この時期は、引退するひと、新天地を求める人など人生悲喜こもごもです。

レシート→「お宝」

消費者にレシート情報を投稿してもらい、そこから「お宝」を発掘する動きが広がっています。レシートには、購入商品の明細だけでなく、日時や店舗の場所が記載され、消費者の購買行動を把握できるからです。人工知能(AI)の進化で印字情報のデジタル化が容易になり、ソニー系や楽天、東芝テックなどが相次ぎサービスを本格化しています。企業の経費精算や政府の統計調査でも活用が始まっています。

台風19号(最大規模)

大型で非常に強い台風19号が日本列島に接近し、首都圏を中心にした鉄道・航空の計画運休は過去最大規模となる見通しです。百貨店や飲食店が臨時休業を発表するなど、顧客や従業員の安全を優先して企業活動をあえて止める動きが進んでいます。地球温暖化の影響で巨大台風が日本を襲う恐れが強まるなか、休業などに伴うコストを踏まえても、リスクを避ける選択が企業に定着しつつあります。皆さん!くれぐれも台風の動きに警戒してください。

吉野彰氏にノーベル化学賞

スウエーデン王立科学アカデミーは、2019年のノーベル化学賞を旭化成の吉野彰名誉フェロー他2名に授与することを発表しました。スマートフォンや電気自動車(EV)に搭載するリチウムイオン電池の開発で主導的な役割を果たしました。世界の人々の生活を変え、ITをはじめ産業の発展に貢献した実績が評価されました。吉野氏は「無駄なことをいっぱいしないと新しいことは生まれてこない。自分の好奇心に基づいて新しい現象を見つけることを一生懸命やることが必要」とインタビューにこたえています。受賞おめでとうございました。

女性役員比率が2ケタに

東証株価指数(TOPIX)100を構成する企業の女性役員比率(取締役、監査役)が2ケタに達しました。7月末時点で10.5%となり、前年比2.5ポイント上昇しました。国際的にはまだ低水準ですが、女性を活躍を経営戦略として重視する企業が増えているほか、ESG(環境・社会・企業統治)投資の一環で機関投資家が登用を促しています。経済協力開発機構(OECD)の調査によると、17年の世界の女性役員比率は、フランス43%、イタリア34%、OECD平均は22%でした。当事務所は女性起業家を応援いたします。

400勝投手逝去(金田正一)

プロ野球最多の通産400勝を達成し、ロッテ監督も務めた金田正一氏が86歳で死去しました。漫画「巨人の星」、ソフトボール投法、かねやんダンス、いろいろな思い出が頭をよぎります。ご冥福をお祈りいたします。

 

年金減額見直しへ(働く高齢者)

厚生労働省は働く高齢者の年金を減らす在職老齢年金制度を見直します。今は65歳以上で47万円を超える月収がある人は年金は減りますが、月収を62万円に引き上げて対象者を減らす案を軸に議論します。60歳を超えても働く高齢者が増える中、年金が減る仕組みは就業意欲をそぐとの批判があります。見直しにより、働く高齢者を後押しします。因みに今の在職老齢年金では、60~64歳の人は賃金と年金の合計額が月28万円を超えると、公的年金の2階部分にあたる厚生年金が減ります。65歳以上なら月47万円を超えると減額となります。

SDGsが加速

国連が定める持続可能な開発目標(SDGs)を普及させようと静岡県内の金融機関の連携が加速しています。県東部の4信用金庫が共同事業に向けた勉強会をスタートさせました。融資を通じて中小企業の取組みを後押しします。SDGsは収益につながりにくいと思われがちだからこそ金融機関が担う役割は大きいと思います。今後の方向性としては、事業性評価の中にSDGsの項目を加え、融資先企業の後押しを図ることになりそうです。

 

「第二の人生」もAI診断

日本IBMは人工知能(AI)「ワトソン」を使ってシニア世代の適職を診断するシステムを開発しました。音声による質問に口頭で回答すると、AIが適性の高い職業を選んで画面に表示します。シニア活用を推進するイベントなどに展示して社会貢献活動に活用します。商用化の予定はありませんが、就職支援機関や教育機関、人材派遣会社など向けに応用できる可能性があります。どうやら第二の人生もAIによって決められることになりそうです。